2004.09.05

CAIRNS

Cairnsという町はオーストラリアの観光地として有名な事もあり
日本人観光客で溢れている。
最初はワーホリの自分がこの町にいることが大変場違いのような感じがして、居心地が悪く、CairnsとCairnsにいる自分、この町に観光に来ている日本人が好きになれなかった。


しかし、TOYOTASONYCANONという日本発世界標準を町中で目にするうちに、
「Cairnsに観光で来ている日本人の多くが、世界標準である日本製品に携わってきた、尊敬すべき我々の先輩なのだ。そして、Cairnsは居心地が悪く好きにはなれないが日本人観光客までに嫌悪感を抱くべきではない」
と考えるようになった。


日本に帰り就職する際はこれらの先輩型に恥じることのない、日本と世界に貢献できる職に就きたいと思った。

と、その当時感じた思いは、就職活動がうまくいかない今でも変わらない。




山登りをする人なら想像できるだろうか・・・
道しるべとして置かれている石塚を。
高山特有のすばやく流れる雲に包まれて、頂上が見え隠れする中、登山者は石塚を頼りに一歩一歩、足を動かす。
登山道を一番初めに切り開いた人たちが積み上げたあの石塚を CAIRNS という。


頂上の見えない自分の人生に、一筋の登山道を示してくれたのは CAIRNS という街だった。