付加価値!負荷価値?

果たして - 消費という名のクリエイト行為
その後の・・・ - 消費という名のクリエイト行為
便利から一歩進むために - 消費という名のクリエイト行為
○○の視点 - 消費という名のクリエイト行為
CVSの業態戦略に常々注目しているわけだが、9月26日のWBS、9月27日の日経新聞CVS関連が記事になっていたので、またまたピックアップ。


WBSのほうは
セブンが値下げに踏み切って、さぁコンビニ業界でも価格競争が始まるぞ。
しかしメーカー側と仕入れ値交渉はどうなる?
現在、セブンは飲料7品目の値下げはしたものの、仕入れ値は変わらず。そのため利幅変更は店舗と本部の自己負担。
一方でローソンやファミマは期間限定の値下げをローテーションで行うことで、その負担はメーカー側に担ってもらっている。


店頭価格の下落 → 仕入れ値の下落 → 原材料費の下落
という薄利多売ループの先にあるのは、農家が一番痛い思いをするということだ。


また、地域の特性に合わせて宅配サービスや法人加盟店(JA農協など)を展開することで差別化を図ろうとする動きもあるそうだ。


という内容。




そして、セブンのカリスマ会長はこういう。



これに対する番組のゲストのコメント
「コンビニが通販と競争する。お茶や飲料のようにどういう商品か一目で分かるものを、ペットボトルの重いものをわざわざ店舗まで買いに行くのはわずらわしいわけですよ。まとめ買いするなら配達してもらうほうが良いに決まっている。」


なるほど。




日経新聞では、ファミマが公立図書館の図書貸し出し返却の取次ぎを始めたということや、ローソンとミニストップが銀行口座変更手続きの受付を始めたということ。他にも、セブンでクリーニングサービスの受付、am/pmで会員制ロッカー(荷物預かりサービス)が展開されていることが記事になっていた。


http://www.family.co.jp/company/news_releases/2005/050531_1.html
これは以前も紹介したが、岐阜県が行っている
http://cds.library.pref.gifu.jp/index.php
と同じ内容。


セブンがクリーニングサービスを始めたとあるが、ファミマはずいぶん前からやっている。
http://www.family.co.jp/services/cleaning/


am/pmのロッカーサービスは2年ほど前から始まったサービスだそうだが・・・
http://www.fts.co.jp/new/2003_info.html(注:全く最新ではない、2年前のもの)


と、いろいろとあるのだが、一番注目したいのは法人加盟店だ。


以前も書いたが、地方では特定郵便局が地域に密着したサービスを行うことで、行政の目が届かない部分を補える存在としての意義を見出そうとしていると同時に、CVSも宅配サービスで地域に根ざそうとした動きが始まっている。


今回取り上げられていたJA農協の法人加盟店は、地域の生鮮物産をCVSの店舗で売るという農協とCVSの融合店舗を実現させたわけだが、宅配サービスの展開を進めるなら、既に機動力を持っている郵便局、ヤマト運輸や佐川急便の事業所との融合店舗が有効なのではないだろうか。


それらの事業所の立地条件が良いかどうかは別として・・・