卒倒

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20051102-00000072-kyodo-soci
前に献血したのはもう何年前になるのだろう。たぶん4年前のはず、献血したらドリンク飲み放題で映画のチケットやらお菓子やらもらえるというので行ったんだと思う。
まだ19だったし、自分の体は健康そのものだと信じきっていた頃だったから、勇ましいことに400mlを選択。さぁ、採ってくれと言わんばかりに仰向けになったのは良かったが、採血が始まってしばらくしたら気持ち悪くなってきた。頭が重くてめまいがする、胸のあたりも重苦しい感じがしてとてもじゃないけど続けられそうにない気分がしてきた。
そのうちスタッフの人がやってきて、
「大丈夫ですか?顔色がよくありませんよ。」
「えぇと、なんだか気持ち悪くて・・・。後どれくらいですか?」
「・・・まだ100mlもいってませんよ。」
「あ、そうですか。」
「最後まで続けられますか?」
「えぇと、こういうときは続けても大丈夫なんですか?」
「たぶん止めたほうがいいですよ。無理なときは無理といってください。」
「じゃぁ、止めます。」


あっさりリタイヤ。


その後、リベンジをかけて今度は200mlでチャレンジ。
「前回、100mlくらいで気分が悪くなってしまったんですが・・・大丈夫でしょうか?」
「えぇ、時々あるんですよ。緊張された方がよくなるみたいです。はいリラックスしてくださいね。」
が、玉砕。
前と同じように100ml手前でリタイヤしてしまった。
そのときは今度は成分献血にしようと思いつつ結局行ってないままだが、行かなくて正解のような気がしてならない。


で、ようやく自分の体質が分かってきた今だから分かる。
血に弱い。
コンビニでバキを立ち読みしていて、あまりにも過激な描写に卒倒しそうになったことがあるし、オーストラリアで1ヶ月ほどキャンプ生活していたとき、包丁で自分の指を切ってどばどば流れてくる血を見て本当に卒倒してしまった。
気がついたら目の前が地面で、血まみれの手と服がパリパリになっていて、地面に包丁が落ちていた。
思えば全部「血管迷走神経反応」というものだったのか。


献血に限らず物事には適性があるということは周知の事実なので、できることはするけど無理なことはしない。
血を見ても卒倒しない人は献血して、ネットに飽きてきた人はクリック募金すればいいんです。