5月8日テレ東カンブリア宮殿 はてなミクシィ全面対決!?

WBSは経済報道番組、ガイアは経済ドキュメンタリー、じゃぁカンブリアは何?
前から感じてはいたが、カンブリア宮殿は経済バラエティーだ。

やっぱりバラエティーは嫌いだ。本質を何も見つけられない。
今まで出てきたゲスト達はトヨタ副会長、世界一の技術者、国政の改革者と熟成の達した人たちだった。
今回は30歳で、ネットビジネスのパイオニアで、これからの未来を創造してゆく世代に対して、成功の秘訣は何だとか座右の銘は何だとかそんな質問は無いだろう。(小池栄子も聞きたーい、とか言ってんな)
彼らがこれからどんなサービスをリリースしてどんな未来を創っていきたいのか、ネットが普段の食事のように空気のようになってゆく社会でどんな役割を担うことを目論んでいるのか。
もし彼らに質問できるなら、


じぇいこんには
ミクシィ使っていますか?」


笠原さんには
はてな使っていますか?」


と尋ねるね。
それでお互いのサービスから得られらたインスピレーションだとか、逆に自らのサービスの感じて欲しいこだわりだとかを語り合って欲しかった。
たとえそれが二人のおでゃべりと化して、番組として妙なものになったとしても。
そうでないと二人が同時に出演した意味はどこにあったのかと。
ともに30歳。
ネットビジネスの第三世代。
大京大。
10年後の覇者。
と銘打ったのは何のためだったのか。


WBSウェブ進化論のときはロングテールチープ革命Wisdom of Crowdsと梅田氏が本質を語り、その具体例を番組側が取材していて、なかなか良い内容に仕上がっていただけに、今回のカンブリアの内容にはがっかりだ。はてブに及んでは一言も言及されなかったとは何ッちゅうこっちゃ。
まぁ、ネットのあちら側のことを題材に番組をつくるには、司会の二人があまりにもこちら側の世界の人だったかもしれないけど・・・


村上龍の作品は好きだけど、「明日できることは今日やらない」ってのは共感できないな。
情報やトレンド、技術ってのは鮮度が命だと思うから。早い者勝ちって番組の中でも言ってたし。
この感想を火曜日の昨日に書けなかったのも、鮮度の点から言えば全然ダメだった。


文芸や芸術は鮮度よりも洗練や前衛的なものが求められていることがあるのかもしれないけどね。


あちこちで言われているけど村上龍はてなに来たとき動画のほうがおもしろかった。
2006-04-29 - jkondoの日記 - hatenastaffグループ