「にっせい」じゃないよ「ひなせ」だよ

デイリーポータルZ:日生のカキお好み焼きを食べてきた

東京から遙か500キロの西方、岡山県備前市は日生(ひなせ)というカキの名産地に、「カキお好み焼き」という食べ物があるという。

はいはーい、じいちゃん家が日生にありまーす。瀬戸内の幸は最高に美味い。メバル、ヒラメの煮魚。殻付き牡蠣を炭火で焼いてもよし、殻ごと中華鍋に入れて水を5cmほど入れて蒸らしてもよし。なまこのポン酢付け。自分で釣ったハゼをお吸い物にしても美味い。
カキオコは食べたことないけど・・・

岡山駅から在来線の赤穂線に乗り換えて、50分ほど東京方面に戻ったところにカキオコの日生駅がある。

アドバイス。新幹線を姫路か相生で降りて赤穂線を下っていった方が早い気がする。

日生という町は、駅を出てすぐに穏やかな海が広がっており、そこから海岸線に沿ってのんびりとしたメインストリートが続く

日生は耐火煉瓦と漁業の町、というのも海から山までが近くて土地が少ないから。山の斜面に生えるように家が建っている。墓地なんかは山の上の方にあるから墓参りはちょっとした山登りになってしまう。腰の悪いじいちゃんなんかはもう一人では登れないから前と後ろで支えながら登っている。少し前も備前市に吸収合併されたし、お年寄りが多くて少子高齢化の激しい地域だからこれからどうなるんでしょう。

日生という町はカキの産地だけあって、歩いているとカキの気配を感じさせるものがそこら中にある。

確かに漁港付近の足つき場の浜辺には、砂の中に牡蠣殻がたくさん混じっている。五味の市(漁港のすぐそばにある海鮮市場)に冬に行けば新鮮な牡蠣となまこがたくさん売ってある。穏やかな瀬戸内海・日生には大きな島がたくさんあって波がとても穏やかなので牡蠣の養殖に良いらしい。五味の市は結構儲かっているらしいけど、少子高齢化の町なだけに牡蠣の養殖をする人手が足りなくなってきているそうだ。特に牡蠣殻に付いた藻を取ったり、殻をむいたりと言う作業は手作業で大変なのだそうな。そこで今は中国人留学生とかが住み込みアルバイトとかをしているらしい。年越しに除夜の鐘をつきに近所の寺に行ったときに、日生出身のオカンが「あそこの3人が・・・」と教えてくれた。
ネット販売でも産地直送の牡蠣を送ってくれるそうなので、ぜひどうぞ。
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正月明けには「練馬」「逗子」「袖ヶ浦」の関東人の同期に「これが瀬戸内の味だということを、教えてやるッ!」と五味の市で買って東京に送った殻付き牡蠣を味わってもらった。「袖ヶ浦」は風邪ひいたとかで来れなかったんだがノロわれなくて良かったな。ってちゃんと火は通しましたよー。

カキオコ三軒目 安良田(あらた)

安良田って高校の野球部の後輩にいたな。確か日生出身だったと思うが、ローカルな地域には同姓がたくさんありそうだしな。
今年の初日の出は日生の最高峰「天狗岳」(約300m)で見ました。兵庫との県境「寒河」の駅から1時間くらいで山頂に着きます。
今さらですが、ケータイ写真ですが、どうぞごらんあれ。