"Don't look down" Tsukuba

オーストラリアを旅行していてある事に気が付いた。
車のプレートナンバーに州の名前が書いてあるのだが、州の名前の前にタイトルが付いているのだ。
Sunshine State Queensland
Festival State South Australia
Heritage State Tasmania
という具合。

地方の知名度アップと地域活性化起爆剤として、ナンバープレートにタイトルを付けるのはどうだろうか。もちろん一般公募。

個人的にゆかりのある土地では
「瀬戸の花道」岡山
「花火街道」土浦
なーんていいんじゃない。

御当地ナンバーなんて話もあったから、つくば市にもタイトルをつけてみよう。
「学術街道」つくば。
なんかありきたりだな。しかも、学術研究都市っていうのは、ほとんどがつくばの外から来た人によって作られた感じがあるからな。
つくばってのは、もともとこんな感じ、
「がまがえる」つくば。いや、
「なめんなよ」つくば、だな。


さて、レポートの続き・・・

 「モノ」編。自動車、バイク、家電、電子機器、カメラ。Made in Japanのブランドは間違いなく世界標準だ。これらの商品には、世界標準となり得るそれなりの理由がある。品質が高いということは当然ながら「Cool」、かっこいいのだ。トヨタの高級車、ホンダのバイク、マツダ、日産のスポーツカー、三菱、スバルのラリーカー、ソニーや松下のデジカメ、キャノンのイオスシリーズ、数え上げればきりがない。多様化の進む日本で生まれた商品の数々は、洗練されたデザインと確かな性能に裏付けられた、確固たるブランドとなっている。これらのMade in Japanを持っていることは裕福であることの証であると同時に、「Cool」なのだ。途上国からの留学生は、留学そのこと自体が裕福なことなのだろうが、彼らや先進国からの旅行者が持っているデジカメ、デジタルプレーヤーはSONYPanasonicであることが多い。
 ところが、数年前までODAなどで言われていた「日本はモノと金は出すけど、顔が見えない」と同じことが世界で活躍する日本企業に言われている。確かに商品は人気があり、すばらしいと認められている。しかし、日系企業で働きたいという外国人は少なく、逆に人気が高いのは欧米や韓国の企業なのだ。その理由は、事業における人材の現地化が遅れていることに加え、外国での文化、学術へのスポンサー活動や、優秀な学生に対する留学支援、奨学金制度が欧米や韓国企業に比べ積極的でないことが挙げられる。
今、多くの日本企業が外国での新事業に取り組んでいる。土地が違えば文化や習慣、嗜好が違うのは当たり前だ。現地の人の協力無しに、新天地での成功は遂げられないだろう。政治も経済もまずは「人」から。移動手段が発達し、国境が近くなっても同じだ。人と人の交流が発展の基礎となることに、変わりはない。