さ行、た行。

日本語を勉強する外国人がはじめにつまづくのが、さ行、た行という。
なぜか?ローマ字でさ行、た行を書いてみれば分かる。
sa shi su se so
ta chi tsu te to
子音が2つ以上あるではないか!!
何を、いまさら。テメェも日本人じゃねえか、ごたごたぬかすな。と言わずに・・・


赤ん坊が言葉を覚え始めたときに、さ行、た行を
ちゃ、ち、ちゅ、ちぇ、ちょ。しゃ、し、しゅ、しぇ、しょ。
と言ってしまうことがある。当然だ、赤ん坊はひとつの子音を使って話しているだけのこと。日本語になれていない人に言わせれば、
さ行が、さ、すぃ、す、せ、そ(sa、si、su、se、so)
た行が、た、てぃ、とぅ、て、と(ta、ti、tu、te、to)
しゃ行が、しゃ、し、しゅ、しぇ、しょ(sha、shi、shu、she、sho)
ちゃ行が、ちゃ、ち、ちゅ、ちぇ、ちょ(cha、shi、chu、she、sho)
つぁ行が、つぁ、つぃ、つ、つぇ、つぉ(tsa、tsi、tsu、tse、tso)
ざ行はが、ざ、ずぃ、ず、ぜ、ぞ(za、zi、zu、ze、zo)
だ行が、だ、でぃ、どぅ、で、ど(da、di、du、de、do)
じゃ行が、じゃ、じ、じゅ、じぇ、じょ(ja、ji、ju、je、jo)
であるわけで、複数の子音を混ぜて一つの行にしている日本語は難しい、となる。


ひらがなの発音にはいろいろと変遷があったようで、昔、「ぢ」の発音は「でぃ」だったとか。詳しくは知らないので、勘弁。