2005年1月6日

CAIRNSを去り7ヵ月半に渡るWHオーストラリアの旅は終わりを告げる。


いろんなことがあったが、結果として


「オレは日本人だ。日本が大好きだ。」


ありきたりだが、これがすべて。日本の文化、伝統、歴史。日本人の性格、考え方、風習、食事。どうあがいたって日本人という枠組みからは抜け出せないし、抜け出す必要もない。なら、薄っぺらい日本人より濃い日本人の方が強烈な個性となりうる。


「胸を張って誇れるもんが自分にどんだけあるのかって?」


自分自身じゃない。誇れるのは自分を育ててくれた母国なんだ。日本を愛さなきゃね、胸を張れないよ。


ちょっと素敵な話をしよう。オーストラリアで会った日本語が話せる韓国人が教えてくれたハナシ。前にも書いた貞九http://d.hatena.ne.jp/came8244/20050205の胸が熱くなるストーリーだ。


彼が軍隊時代のころ、ある日、どうしても仕事に行きたくない日があった。
その日彼は仕事を休み、友達に頼んでバイクの後ろに乗せてもらい、海に行った。
その帰り道、彼はふと思った。
(ガス代足りるかな?)
強い向かい風が吹き付けるなか、大声で友達に聞いた。
「遠くまで来たなぁー。おまえ、後いくら持ってるー。」
「○○ウォンー。」
「それじゃ足りないぞー、どうするつもりだー。」
すると友達はこう言った。
「いい友達とー、タバコ一箱があればー、どこにだって行けるさー。」


オーストラリアの旅行が終わったら、日本に来ると貞九が言う。
とても楽しみだ。