サマータイム。少し英語の勉強
Daylight saving time (also called DST, or Summer Time) is the local time of some region, designated for a portion of the year, usually an hour forward from its standard official time.
タスマニアサマータイムは驚異的だった。朝6時に起きるとすでに日が昇って、20時頃に日が沈み、21頃まで薄ぼんやりと明るいのだ。これは緯度が高いため、夏になると日照時間が長くなるからだ。
このサマータイム、損した気分になるのはなぜ・・・
明るいうちに活動する時間が増え、本当は喜ばしいことなんだろうけど、夜の時間が減るというのがすごく切ない。夜というのは、外が暗くなって、部屋の中でくつろぎ、時には遊んで自分の時間を過ごすとき。明るいうちからは部屋には戻れないし、戻りたくない。
タスマニアでは、そろそろ暗くなってきたな、帰って一日の疲れを癒そうかと思ったときにはすでに21時。晩御飯を食べて、少し時間を過ごすと23時。え、もうこんな時間かよ。夜が好きで、暗くなるほど幸せなのに、その時間が減るというのは非常に残念だなぁ。


タスマニアでは自転車でラウンドするという旅人に度々会った。バッパーで、バスで移動しているとき、街中で。自然の豊かなこの州は、通り過ぎるだけでなく、自分の足で、自分の力で巡るのが醍醐味なのだろうか・・・
私は自転車でラウンドする人たちをこう呼んでいる。
ROAD EXILES
汽車やバス、飛行機の旅では、その途中にある一つ一つの町はただ通り過ぎるだけ。しかし、自転車という、自分の力で移動する1日平均100kmの旅では、一つ一つの町はようやくたどり着いた目的地であり、思い出のロードなのだ。
私も少しだけやってみようと思い Mt.Wellington をレンタルのマウンテンバイクで登った。
ホバートの街の背後にそびえるMt.Wellington

つらかった。太もも、大腿直筋が痛かった。
港のすぐそばのACCOMMODATIONから1270mの頂上まで。坂、坂、坂。まだか、まだか、と思いつつ3時間かけて登った。

気持ちよかった。それ以上に下りが楽しみでしょうがなかった。
頂上での景色を眺めて、待望の下り。
早い、早い、早い。
何キロ出ていたのだろう。時速40、50とかそういうレベルじゃなかった気がする。時々カーブで曲がりきれずに突っ込みそうになったけど、3時間かけて登った道を30分で降りてしまった。
タスマニア一周、オーストラリア∞走破(オーストラリア本土は幹線道路が∞の字の形に走っているため、一周するには大陸中心を縦断する道路を2回走らないといけない)に比べれば、ほんのほんの少しだけど自転車でラウンドする気分が味わえたのではないだろうか。


故郷岡山にも片上鉄道の廃線跡を利用した自転車ロード、片鉄ロマン街道がある。1年ほど前にママチャリでこの道を岡山市内〜瀬戸、赤坂経由、和気〜柵原〜備前市岡山市内というルートで走ったことがある。片上港、吉井川、天神山城跡、柵原鉱山跡。あぁ、故郷おかやま、いいなぁ。国体では自転車競技のロードとして使われるとか。