麗しのSFモンスター

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こういう映画にシナリオや設定、ストーリーを求めてもしょうがないので、
カッコよさ を追求して観ました。




プレデター:ジャンプして、クイーンの頭に槍を背面刺し & 背後から忍び寄るエイリアンの頭部をノールックで切断。
鍛え抜かれた戦士の洗練された戦闘技術と、神経の研ぎ澄まされた感じがカッコよかった。




・エイリアン:切断された尾を振り回し、滴る強酸血液を浴びせかける。
スカンクのガス吹きか、毒蛇のスプレーかを連想させる。
エイリアンに求めるものは、自然界に存在する野生ハンター達を連想させる動きだ。
ヒョウの忍び、サソリの尾。(全編)
オオカミの疾走。(Ⅲ)
ティラノサウルスの突撃。(クイーン)
カワウソの縦横無尽な泳ぎ。(Ⅳ)


そういえばこんな本があった。


猛獣もし戦わば
作者: 小原秀雄
出版社/メーカー: 広済堂出版
発売日: 1993/10
メディア: 文庫

企画としてはまったく同じだな。
いつの時代も、考えることは一緒ということか!?




プレデター長老:ヒロインに称号の槍を渡した後、艦の方へ振り返るシーン。
プレデターの一連の行動は成人のための儀式と設定されているが、フォーマルな式はどういうものでもカッコいいものです。
スーツ、学生服、束帯、裃という衣装もそうですが、儀式における一連の動き。
卒業式のときの証書授与とか、正月の屠蘇を思い浮かべるとその麗しさがわかる。






映画の中でエイリアンを「宇宙トカゲ」と表現していますが、トカゲや人間などの脊椎動物は内骨格の生物であり、エイリアンは形態や生態から判断して外骨格の甲殻類であり、決して「トカゲ」ではありません。


大学の選択レポートの中に、エイリアンを形態学、生態学的に科学する項目があり、それを選んだ人のレポート内容はかなり秀逸なものだったかが、詳しくは忘れてしまった。


・外骨格 → 甲殻類
・女王を中心とした社会性 → アリ、ハチ
・幼生が生体内に寄生 → ハチ
・体液が酸性 → 環境依存的に弱酸になることはあるが、強酸は不可。
・寄生主の遺伝要素を受け継ぐ → ウイルス性逆転写酵素の影響か!?


という方向性で考察を進めていたのだが、この内容を読んだがために、エイリアンシリーズのフリークになってしまった。





プレデターの武器でひとつ手に入るとしたら「レイザー・ディスク」が欲しい。
ブーメランのように投げて使用するでっかい手裏剣。


あと、光学迷彩やりたい。
攻殻光学迷彩プレデターが起源だね。)