Wandervogel
2004年5月。
旅に出る前、とても好きで何度も何度も聞いていた。
そして、旅先ではこの曲をよくハーモニカで吹いていた。
歌詞を検索していたら、こんなブログを発見。
http://blogkonaizer.bblog.jp/entry/45772/
ずいぶん前のエントリーだけど、見事だ。
何千マイルも歩いたら、手のひらから大事なものがこぼれ落ちるんだよ。
旅先で考えていたことと非常に良く似ている。
でも、未来をきちんと見据え始めて不安になったり、立ち止まることで、大事なものはこぼれ落ちずに済むのだろうか。
違うと思う。
歩き続けても、立ち止まっても、大事なものがこぼれ落ちはじめたものは、こぼれ落ち続けるのだと思う。
それに気づいたとき、こぼれ落ちたものを拾いに引き返すか、方向転換して次の新しいものを掴み取りに行くか、出来るかぎりこぼれ落ちないようにしながら歩き続けるかの差。
自分の場合は、引き返した。
引き返したかった。
でも結局は、
覆水盆に返らず
こぼれ落ちたものを拾うことは出来なかった。
その代わり、新しいものを拾ってしまった。
いや、むしろ手渡されたという表現のほうが正しいような気がする。
出会った日本人や外国人から、
その土地で食べた食事から、
外国で溢れる日本製品から、
そして自分自身から、
こんなメッセージを受け取った。
あ
な
た
は
日
本
人
で
す
よ
なんだ、そんなこといまさら分かったのか?
当たり前じゃないか。
だけど、このメッセージを受け取ったとき、大粒の涙が溢れて出てきて止まらなかった。
もっともっと自分の中にある日本を大切にしよう。
自分を育ててくれた日本に感謝しよう。
そして、恩返しをしなければならない。
それで辿りついたのが、一生懸命働く、という結論だった。
2004年4月にこぼれ落ちたものを拾いに引き返す道を選んだけど、
方向転換して次の新しいものを掴み取りに行ったとしても、出来るかぎりこぼれ落ちないようにしながら歩き続けたとしても、おそらく同じ結論に達したと思う。
でも、その過程は、働くモチベーションを高いまま保つにも、自分の中で納得するためにも、一番良い過程だったと思う。
そういう中での就職活動。
未だ内定は無い。
上記の内容が評価の対象となると考えていなかったから、履歴書やESに書いたことは無い。
たぶんこれからも書かないし、面接でも言わない。
自分と言う人間が、どういう人間か表現するには一番伝えやすい内容だけど、
それだけの人間だと思われたくないし、思いたくない。
今度、某コンビニ本社採用の面接に行く。
そこでは、地域社会に貢献し、人々に新しい生活スタイルを提供する、小売と流通が融合した新しいコンビニエンスストアの業態プランでもって、アピールしようと思っている。
来週金曜日にそのレポートを掲載するので、
乞うご期待!!