熱い涙を流す前に・・・

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今年も各地で熱い思いが激突する。


5年前まで高校球児だったから、高校野球の中継を見ていると、今でも血が沸き立つ思いがする。


でも高校では、1年生大会以外での公式戦には、一度もベンチ入りしたことが無い、というメンバーだったから、
(1年生大会は全員ベンチ入りできる)
野球中継を見るときは試合そのものよりも、レギュラーに思いを託すサポートメンバーや控えの選手に思いを馳せることが多い。


今までお互いに競い合い、切磋琢磨してきたが、実力及ばずにベンチ入りできなかった選手や怪我に泣いた選手。


試合に出られないなら、何か他にできることは無いかと考え、サポートや下級生の教育に回った部員。


そこには、試合に出る選手だけでなく、スタンドで応援する選手にも、熱い舞台があるのだ。


だから、スタンドに目を向ければ、
「ここ集中ぞーっ!!」
「低めにー!丁寧にー!」
「落ち着いてー、ボール良く見てっ!」
「ナイスバッティンッ!!ありがとっ・・・」
と、声を嗄らす部員がいる。


彼らは、試合をする選手に思いを託すと同時に、10番目の選手として同じ舞台で戦っているのだ。


そのスタンドの様子を見ると自分の過去がフラッシュバックするのと同時に、彼らの思いに同調してしまう。


中でも、甲子園で行われる全国大会より、県予選のほうが熱い思いが濃く詰まっている。


地元岡山でも全国大会出場をめぐる戦いが7月16日に始まる。
今年は関西と玉野光南が有力だが、母校城東に頑張って欲しい。
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