食物繊維プロジェクト


今、食物繊維の体への有用性が見直され、注目を集めている。


食物繊維といえば便秘解消などのイメージがあるが、
最近の学術研究によって、ビフィズス菌など腸内細菌の環境を改善する働きがあると報告されてから注目されるようになり、飲料、食品各メーカーもがぜんプロモーションに力を入れ始めたようだ。


そこで始まった
http://fiberproject.jp/

日常生活の中で不足している食物繊維をいろいろな製品から無理なくバランスよく摂取できるよう、アサヒ飲料株式会社、アサヒフードアンドヘルスケア株式会社、敷島製パン株式会社、日本製粉株式会社、株式会社ロッテ、ロート製薬株式会社の6社が共同で食物繊維入りの商品展開やプロモーションを行うプロジェクト。


だそうだ。


今までは、食物繊維は体内で消化できないため、腸の中に塊となって到達し、物理的な刺激になり、ぜん動運動を促すことと、胃と腸で水分を吸ってふくらみ、便容積を増加させ、便通に有効な働きをすると言われてきた。


さらに、その後の研究で分かったことは、

  • セルロース、ヘミセルロース、リグニンといった細胞壁の構成成分は発ガン性物質など、腸内の有害物質の排出を促進する。
  • 細胞壁の構成成分でないもので水に溶け、粘性を示す性質をもった不消化成分にも、食物の消化・吸収を低下させることにより、食後の血糖の急激な上昇を抑えるなど、人が健康を保持する上で重要な働きのあることが分かり、これらの物質も食物せんいの仲間に加えるようになった。


なるほど。
食物繊維はカラダの調子を整えるために必要なもののひとつだということから、炭水化物、タンパク質、脂質、ビタミン、ミネラルに加え、実際に栄養価は無いものの6番目の栄養素として捉えられているようだ。




参考:
ビジネス : 日経電子版
http://www.j-dolph.co.jp/iyakuhinjouhou/info/ffinfo2.htm
http://www.terra.or.jp/igakujuku/dr.ken/kenko-kurabu/2004natu/cho-nai.saikin.htm
http://www.biwa.ne.jp/~mitsuo-n/seni.html