鼻血マスター

最近、鼻血がよく出る。
少し強く鼻をかむと堰を切ったようにどばどば出てくる。
鼻血が出たときはいつも洗面器に向かって流し続けているんだけど、正しい鼻血の止め方ってどうやるんだろう。ティッシュをつめるのは血が乾いたときにボロボロして嫌いなのでしたくない。鼻を冷やすのが良いんだっけ・・・
しかし本当によく出る。ここ一週間は2回程度で済んでいるけど、ひどいときは5日連続で出たときがあった。血を失っていると同時に鉄分も失っているからだろうか、水を飲むとき鉄の味がする。
「血って、鉄の味がするんだぜ。」


ところで毎週末にローソンでアルバイトをしている。(あ、バイト中に鼻血が出たって話ではありません)
コンビニでは月曜日の夜から火曜日の朝にかけて新商品が届き店頭に並ぶ。そのため土曜から月曜にかけて新商品の棚を新しくつくらないといけない。その棚を作っていると、どんな商品がヒットして、はたまたどんな商品がカットされやすいかというマーケティングの感覚がおぼろげながら見えてくる。
シリーズもの(グータや行列のできる・・)が棚やゴンドラを占有したり、小売店とのタイアップ商品(ローソン企画ならカルビータイアップの「ポテチからあげくん味」やインスタントカップシリーズ「大人の・・」)がプロモーションの対象となったりして、ロングヒットなりやすいなどなど。
中でもカップ麺とカップ惣菜スープは特徴的だと思う。
カップ麺とカップ惣菜スープは容器の形状や大きさは特に決まっていないので商品によって多岐にわたるのだが、やはり最適な容量や形があってどの商品も似たような形状の容器になってくる。その中に変わった形状の容器を置くととても目立つのである。
ところが小売店の側から見れば今までの容器に合わせて棚をつくってきたので変わった形状の商品は陳列しにくいことこの上ない。そのため商品が出てから1、2週間は上位に陳列して販促してくれるのだが、その後目新しさがなくなるとすぐカットの対象となってしまうのだ。
メーカーとしてはヒット商品をつくって、長期にわたって小売店仕入れてもらい、いずれはレギュラー商品に、とマーケティングと商品開発にいそしんでいるのだろうが、マーケティングする際には消費者のマーケティングに加えて小売店マーケティングが必要だと思う。
売店がどんな棚を展開したがるのか(見栄え)、どんな商品を長期にわたって置いてくれるのか(陳列のし易さ)、といった消費者の目に届く前の段階にもヒットの分かれ目が潜んでいると思う。
個人的な意見を言うと、

  • 3種類以上のシリーズもので次から次に新商品が出てこない。(陳列場所を変える必要がない)
  • 形状が奇抜でない。(陳列のし易さ、スペースの無駄がない)
  • 売れる。(当然ながら)

が、小売店で長期に展開してもらえる商品だと思う。