この感覚は確かあのときのものと同じ

あぁ、サイキ店が暗い


学校の帰り道、サイキ店にだんだん近づいて行く
なんでだろう分かっているのに
もういつもの風景がいつも通りでないことを


この感覚はあのときのものと同じ
飼っていた犬が死んだと聞いて家に帰る途中
いつもの声が聞こえないのを分かっているのに
聞こえるような気がして耳を澄ましてみる


眼を凝らしてみる
そこには空っぽになった犬小屋があるだけだったように
暗くなった店があるだけだった


でも明日という日は
また訪れる