喫煙派と嫌煙派の断絶(仕事感の違い)

新社会人となってから、タバコを吸う人とタバコを吸わない人とで仕事感(働き方)にかなりの差があるのではないかと感じている。(私は吸わない人。なので吸わない人に対しては断定的です。)
まずタバコを吸う人の仕事感。
一言でいうなら「残業好き」
2時間ごとに休憩をとってはタバコを吸いに行く。しかも一人では行かずに、誰かしら連れを誘っては20分、30分は帰ってこない。就業中だというのにいったい何をしているのかというと、タバコを吸いつつ仕事の話をしているのだそうな。喫煙派にとってタバコを吸いにいくというのはちょっとした相談かミーティングのつもりであって、多少は休憩の意味合いがあれど、仕事をサボっているとか時間を無駄にしているとかという意識はまったく無いらしい。そのため、実際に作業をする時間そのものは短くなるため定時に仕事が終わることはあまりない。しかし、喫煙タイムで交わした話の内容が有意義なものであったと考えているため、作業そのものは効率的に進んでいると思っている。
一方でタバコを吸わない人の仕事感を一言でいうと、「残業嫌い」
休憩はお昼休みのみ、仕事の時間は仕事に集中して定時に帰ることを第一としている。そして相談やミーティングも必要な内容を必要なだけして、すぐにでも作業に取り掛かりたいと考えている。さらに雑談の中に隠れたちょっとしたヒントやアドバイスに価値を見出すことはほとんど無く、必要なことを必要なだけ伝えることが重要と考えている。
このように仕事に対する価値観の違う人どうしがチームを組むと当然ながらうまくいかない。
タバコを吸わない人は、タバコを吸いにいく人を横目で見ては
「またサボってる。タバコ吸う暇があったら仕事しろよ。きちんと仕事終わらして業後に好きなだけ吸えばいいじゃないか。まったく時間の無駄だ。」
と思っている。
一方でタバコを吸う人は、定時に帰る人を横目で見ては
「なんだよさっさと帰りやがって。協調性の無いヤツだ。だからあいつとは情報共有ができないんだ。段取りできてないのに仕事始めるなよな。」
と思っている。
言い換えると、嫌煙派は期限を守って効率よく仕事をすることを重要視しており、タバコを吸って時間を無駄にしている人を見ては「あいつは仕事が遅いヤツだ」と優越感を持っている。
そして愛煙派はちょっと使えるノウハウや知識を蓄積することを重要視しており、実作業しかしないコミュニケーション不足な人を見ては「あいつは何も分かっていないヤツだ」と優越感を持っている。
双方良いとこ悪いとこがあるのは事実だが、組織にとって有益なのはどっちなのだろうか?と考えてみたが、さて。
個人的には嫌煙派なのでタバコを吸わなくてもコミュニケーションをとって段取り良くすれば?と思っているのだが、愛煙派にはそれが通用しないらしい。うーん、どうすれば良いのでしょう。


タバコ談義がはてブに上がっていたので、半年以上前のエントリでトラバ。
http://d.hatena.ne.jp/hsksyusk/20070413/1176483033